THE 100 GREATEST TATTOOISTS IN THE WORLD 2019 ｜＃51〜＃60｜SELECTOR 〔Shinshu Horiei〕
⽇本のタトゥーイスト10⼈が選ぶ、注目すべき世界のタトゥーイスト100。第6回目のセレクターは長野と台湾を拠点に活躍中の信州彫英さんです。今回は特別にアジア圏に絞ったセレクトをお願いしています。
＜＜ The 100 Greatest Tattooists in the World 2019 ＃01〜＃10
＜＜ The 100 Greatest Tattooists in the World 2019 ＃11〜＃20
＜＜ The 100 Greatest Tattooists in the World 2019 ＃21〜＃30
＜＜ The 100 Greatest Tattooists in the World 2019 ＃31〜＃40
＜＜ The 100 Greatest Tattooists in the World 2019 ＃41〜＃50
ブレのない美しいライン、しなやかなカラー、繊細なドット、適切な大きさや配置。タトゥーの善し悪しというは、絵柄そのものよりもモチーフの魅力を最大限に引き立てるタトゥーイングのテクニックによって大きく左右される。いまや凄腕のタトゥーイストは世界中でひしめきあい、SNSでは最新トレンドが日々更新され目が眩むほどの情報量だ。そこで選りすぐりの日本のタトゥーイストたちに、各自の審美眼に基づいた今リスペクトされるべきタトゥーイストを100人セレクトしてもらった。レジェンドから注目株まで、珠玉の100選をとくとご覧あれ。（監修：川崎美穂）
Selector06
Shinshu Horiei
⽇本のタトゥーイスト10⼈が選ぶ、注目すべき世界のタトゥーイスト100。第6回目のセレクターは長野と台湾を拠点に活躍中の信州彫英さんです。今回は特別にアジア圏に絞ったセレクトをお願いしています。近年急速に盛り上がるアジアのタトゥーシーンですが情報を得るのは困難。そこで信州彫英さんが出会ってきた人のなかから、個人的な好みのスタイルをベースに、作品の特徴や性格を交えて特に印象的な方々を選出してもらいました。（川崎）
7th HEAVEN ARTWORK STUDIO
https://horiei7thheaven.wixsite.com/horiei-shinshu
Instagram https://www.instagram.com/horiei78/
Genre 和の題材を花鳥風月と和洋折衷なスタイルで創作
51. Xiaodong Zhou（China）
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いぶし銀な中国美術を肌に落としこむ北京の大家
Xiaodong Zhou / China
独特な黒の表現力と幅広く手掛けるアートワークの多彩さ。個人的に思う彼自身の性格ともリンクする様に静と動の表現が秀逸。ハーレーとコーヒーの話題だけで三日三晩過ごせる。スーパーリラックスな性格と真剣に絵に向かう姿勢が好き（信州彫英）
［木乃伊刺青（Mummy Tattoo Studio）］
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/dongdong_mummytattoo/）
52. Tang Ping（China）
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カラーグラデーションの写実がインパクト大
果敢に世界のコンベンションに参加して注目を集めた実力派
Tang Ping / China
何よりも刺青が好きだと言い放つに相応しい作品の持つ存在感が凄く好き。ラージスケールの作品も作りこみが凄く丁寧で見どころが多い点も好き。口数は少ないけれど気持ちの優しさが作品にも出ている（信州彫英）
［北京自由刺青（Zi You Tattoo）］
https://www.facebook.com/ziyoutattoo
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/ziyoutattoo/）
53. Chiu Kai（Taiwan）
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シングルニードルの進化系
オールドスクールなシェーディング技法を取り入れた絶妙な写実
Chiu Kai （邱凱）/ Taiwan
兎に角クリーンなブラックワーク。刺青の大小に差の出ない技術力もさることながら、本人さんの〝あの性格〟から、こんなに丁寧な仕事が出来るものなのかと、個人的に作品と性格が対照的に思える不思議な男。そこがまた惹かれる点（信州彫英）
［棺材蟋蟀刺青（Coffin Cricket Ink）］
https://www.facebook.com/coffincricketink/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/chiukai_tattoo/）
54. Lu Szu-Fan（Taiwan）
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台湾の私立中國文化大學美術系卒の才色兼備
Lu Szu-Fan / Taiwan
ウォーターカラーとジオメトリックタトゥーの混色のセンスが好き。本人さんはとても控えめな空気感の佇まいながら、大胆に配置するジオメトリックタトゥーを彫っている所を見るのもギャップがあって個人的に好きです（信州彫英）
［規矩刺青（Rule Tattoo）］
https://www.facebook.com/RuleTa2/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/sakura790323/）
55. C.K.LOW（Singapore）
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タトゥーアート独自の視覚的趣向を凝らした
大胆な構図と配色、ジャンルレスに攻めてる
C.K.Low / Singapore
海外渡航先や国内で一緒に時間を過ごす事の多い分、彼の性格は良く知っていますが、その性格は刺青においてもアウトライン、シェーディング、カラー共にとても丁寧。更にデザインに常に新しいアイデアを落とし込む辺りは、作品を見る上でも目を楽しませてくれる。たまにおっちょこちょい（信州彫英）
［C.K. Tattoo Singapore］
https://cktattoosingapore.com/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/cktattoosg/）
56. Dino（South korea）
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グレーを使用しないモノクロの表現方法が豊富
Dino / South korea
彼の使う黒の濃さが好き。クリーンなのは勿論デザインがそもそもカッコいい。仕事も的確で速いので治った後のタトゥーの奇麗さが黒の濃さと相まって本当に良い。スーパーナイスガイ（信州彫英）
［TATTOOING HOUSE］
https://www.facebook.com/tattooinghouse/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/dino_tats/）
57. Yeono（South korea）
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ファインラインを駆使した繊細な世界観
少しだけカラーを加える演出が効果的
Yeono / South korea
初めてマイクロタトゥーを彫り上げる現場を見られたのが彼女の作品。本当に小さな範囲に丁寧に丁寧に少しづつ陰影を付けて彫り上げて行く工程は手に汗握る緊張感。完璧な濃淡をあの小さな範囲で作りこむのは個人的にはストレスしか感じられないので、それをこなす彼女にリスペクトです。細かい仕事をこなす割に大雑把な性格なのも面白い（信州彫英）
［TATTOOING HOUSE］
https://www.facebook.com/tattooinghouse/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/tattooist_yeono/）
58.Arek LEW a.k.a.彫纹（Malaysia)
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カラーの濃淡を駆使するマレーシアの凄腕
写実的でストレートな表現が印象的
Arek LEW a.k.a.彫纹 / Malaysia
デザイン、テクニック、センス、スケール感のどれも本当に好きな彫師の一人。フリーハンドで描く構図の秀逸さが特に好き。作品を見たら話しが早いので是非。普段はふざけてばかりで常に笑顔。そこも好き（信州彫英）
［彫纹创作刺青(Diao Wen Tattoo］
https://www.facebook.com/彫纹创作刺青-312159182213867/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/diaowendiaowen/）
59. Titun（Thailand）
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非常に才能のあるバンコクのB-Boy
様々なカルチャーに精通したセンスが光る
Titun / Thailand
個人的にカートゥーン系やアニメのデザインが好きで彼の絵を描く事への探求心と向上心、それと絵から伝わってくる楽しさが見ていてたまらない。オールラウンドにこなせるスキルはあっても、絶対にカートゥーンで作品を見るべきだと個人的にはオススメしたいです。ユーモアのある優しい男です（信州彫英）
［BKK INK Tattoo Studio］
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/dirty.peace/）
60. Beng Espiritu（Philippines）
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台湾出身でアメリカで活躍する彫顔の海外門下生
ドローイングのバリエーションと数がハンパない
Beng Espiritu / Philippines
オリジナリティある彼の絵が好き。よくある単純な構成であっても全く違うレベルの構図として描けるスキルと自信が絵から伝わる。ずっと昔に出会った時も一緒に絵を描こうと誘ってくれた当時のキラキラした目は今も健在。また一緒に絵を描いてみたい（信州彫英）
［Beng Espiritu（彫顔一門）］
https://www.instagram.com/beng_espiritu/
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（画像引⽤元：https://www.instagram.com/beng_espiritu/）
監修
川崎美穂 かわさき・みほ／1973年、青森県弘前市⽣まれ。1996年より『BURST』の編集に携わり、1999年本邦初のタトゥー専門情報誌『TATTOO BURST』を創刊。雑誌が休刊する2012年までのあいだ編集長を務める。現在はタトゥーのある人でも利用可能な日本の温泉施設などを紹介するウェブサイト『Tattoo Friendly』を運営。タトゥーにまつわることをライフワークとし各メディアに執筆なども行なっている。
Tattoo Friendly : https://tattoo-friendly.jp/ja/
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