文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ボボとSOV、そして日本のラスタたちの実践についてのレポートを経た最終回、あらためて、現世を生きるための教えであり実践としてのラスタファーライの豊かな可能性を考える。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。第11回は日本のラスタファーライについて。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。なぜ彼らはスクール・オブ・ヴィジョンに辿り着き、またなぜそこから離れていくのか。排他性と包摂性、集合と離散をめぐって。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。スクール・オブ・ヴィジョンではマイクロチップが「悪魔の徴」と考えられている。なぜか。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタにはいろんな宗派があり、ボボはその一つに過ぎない。たとえばコーヒーで有名なブルー・マウンテン山麓に視線を転じれば、そこには1990年代に登場した宗派、スクール・オブ・ヴィジョンのコミューンがある。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。ラスタ社会には素朴な黒人中心主義もある。「人種」という概念の虚構性と「黒さの優越」をめぐって。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。グローバル化はボボと世界を繋ぎ、それはボボ内部に葛藤をもたらした。しかし一方で、ボボの実践は新たしい文脈で機能し始めてもいる。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。2012年4月5日、ボボの信徒たちによってYouTubeに”REGGAY IS DEATH”と題された動画がアップされた。彼らは言う。「レゲエ/ダンスホールと外の世界のすべての音楽は悪魔崇拝的だ」。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。ボボにおいて「入信する」とはどういうことなのか。そして、彼らをコミューンへと導いたプリンス・エマニュエルの思想とはどういうものなのか。
神本秀爾 かみもと・しゅうじ/1980年生まれ、久留米大学文学部准教授。専門は文化人類学。著書に『レゲエという実践—ラスタファーライの文化人類学』(京都大学学術出版会)など。