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ワクサカソウヘイ 『エクソダス・フロム・イショクジュー/衣食住からの脱走』 #8 お金をめぐる冒険 ── 「泥団子の数だけ強くなれるよ」編

衣食住にまつわる固定観念をあきらめることこそ、「将来に対する漠然とした不安」に対抗できる唯一の手段なのではないか。ワクサカソウヘイによるおおよそ“真っ当”ではない生活クエストの記録。第八回は「お金」編その三。物語は10年前のニューヨーク、もらいタバコをめぐって路上で問答する三人の男から始まる。

<<お金をめぐる冒険── 「必ず最後に液体は勝つ」編を読む

 

〈本記事の内容は2022年10月26日発売の単行本『出セイカツ記:衣食住という不安からの逃避行』でお楽しみください〉

 

 


 

当連載が『出セイカツ記:衣食住という不安からの逃避行』として河出書房新社より単行本化されました(2022年10月26日発売)

 

 

著者:ワクサカソウヘイ

河出書房新社

2022年10月26日発売

 


 

 

 

〈MULTIVERSE〉

「かつて祖先は、歌い、踊り、叫び、纏い、そして屍肉を食らった」生命と肉食の起源をたどるビッグヒストリー|辻村伸雄インタビュー

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「Floating away」精神科医・遠迫憲英と現代魔術実践家のBangi vanz Abdulのに西海岸紀行

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「僕たちは多文化主義から多自然主義へと向かわなければならない」奥野克巳に訊く“人類学の静かなる革命”

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「子どもではなく類縁関係をつくろう」サイボーグ、伴侶種、堆肥体、クトゥルー新世|ダナ・ハラウェイが次なる千年紀に向けて語る

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PROFILE

ワクサカソウヘイ /文筆業。1983年生まれ。主な著書に『ふざける力』(コア新書)、『今日もひとり、ディズニーランドで』(幻冬舎文庫/イースト・プレス)、『男だけど、』(幻冬舎)、『夜の墓場で反省会』(東京ニュース通信社)、『中学生はコーヒ―牛乳でテンション上がる』(情報センター出版局)などがある。