タトゥー・アーティスト大島托が世界中の「タトゥー」を追い求めた旅の記録。第五回はトラベリングタトゥーイストとオンザロードの主だった業態と、SNS登場以降の業界の大きな転換について。
タトゥー、身体改造、ボディビル、異性装……絶えざる変容の動態に生きるオイルペインター亜鶴の、数奇なるスキンヒストリー。第四回は、奔放な性生活を送っていた若き日に、大阪の裏通りで出会ったある女性について。
沖縄県恩納村に生きるアーティスト・吉山森花のフォト・エッセイ。第四回は《ファッション》について。美しくあること、「無知」であること。
伝説のゲイクラブ「PlasticBoys」の入り口の扉の、三角形の絵の下には、こう書かれていた。“夢には従わなければならない それは正夢だからだ”
2016年に出版されたダナ・ハラウェイ氏の二冊の本『Manifestly Haraway』、『Staying with the Trouble』をめぐって、同年8月に行われたハラウェイ氏本人へのインタビュー。次なる千年紀を「今ここ」にあるものとして生きること、そのための指針を探る。
移民と出稼ぎが多く流入するエチオピアの農村においては、家と家との垣根が低く、システムに多くを頼ることのない、自律的で相互浸透的な生が営まれているという。90年代末よりエチオピアの農村をフィールドワークしてきた文化人類学者・松村圭一郎氏に話を訊いた。
衣食住にまつわる固定観念をあきらめることこそ、「将来に対する漠然とした不安」に対抗できる唯一の手段なのではないか。ワクサカソウヘイによるおおよそ“真っ当”ではない生活クエストの記録。第二回は磯のベーシックインカムをめぐって。頼るべきは政府の施しか、あるいは大自然の恵みか。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。ボボにおいて「入信する」とはどういうことなのか。そして、彼らをコミューンへと導いたプリンス・エマニュエルの思想とはどういうものなのか。
精神科医・遠迫憲英が精神世界の迷宮を綴った虚構手記。音楽とドラッグと精神分析。交錯していく現実と妄想。1988年、少年たちはペパーランドにいた。その日、初めて岡山でライブをするボアダムズを観るためだった。