1990年代に一つのシーンを作り出した悪趣味・鬼畜系カルチャー。そもそも「悪趣味」をあえて称揚する文化的態度は、そのはるか以前から存在した。SNSとネット炎上が一般化し、気安く「悪趣味」を遊べなくなったかのように見える今、「バッドテイスト」の新地平を3人のクリエイターが探る。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。2012年4月5日、ボボの信徒たちによってYouTubeに”REGGAY IS DEATH”と題された動画がアップされた。彼らは言う。「レゲエ/ダンスホールと外の世界のすべての音楽は悪魔崇拝的だ」。
元SIMI LABのラッパーであり小説家の檀廬影(DyyPRIDE)と、ジャズメンでありエッセイストの菊地成孔による往復書簡。
驚異のカウンターカルチャー=身体改造の最前線を追い続ける男・ケロッピー前田が案内する未来ヴィジョン。現実を凝視し、その向こう側まで覗き込め。未来はあなたの心の中にある。
タトゥー・アーティスト大島托が世界中の「タトゥー」を追い求めた旅の記録。第五回はトラベリングタトゥーイストとオンザロードの主だった業態と、SNS登場以降の業界の大きな転換について。
タトゥー、身体改造、ボディビル、異性装……絶えざる変容の動態に生きるオイルペインター亜鶴の、数奇なるスキンヒストリー。第四回は、奔放な性生活を送っていた若き日に、大阪の裏通りで出会ったある女性について。
東京キララ社代表の中村保夫が綴る、バブル期の神保町を襲った「侵略者」たちの実態。実家を失い、転居を繰り返していた中村家は、嵐の前の静かなる日々を送っていた。しかし後年、嘉悦学園の学長によって、その時すでに下野の謀略が始まっていたことが明らかにされる。
沖縄県恩納村に生きるアーティスト・吉山森花のフォト・エッセイ。第四回は《ファッション》について。美しくあること、「無知」であること。
伝説のゲイクラブ「PlasticBoys」の入り口の扉の、三角形の絵の下には、こう書かれていた。“夢には従わなければならない それは正夢だからだ”