GONZO作家・石丸元章が異形の客人と共に平成の「危ない」歴史を語り合う。今回のテーマは平成の“イデオロギーとカルチャー”。ゲストは今年結成30年を迎えたバンド「太陽肛門スパパーン」のバンマスにして、ノンセクト左翼活動家である花咲政之輔。前後編の前編。
かねてより製造業に革新を起こすとされてきた「3Dプリンター」が、本当の意味で生産の民主化を実現しつつある。生産の民主化が起きた先で、わたしたちの生活はどのように変わるのか。家庭用3Dプリンター販売の領域で国内トップシェアを誇るスタートアップ、SK本舗代表取締役・遅沢翔に話を訊いた。
精神科医・遠迫憲英と現代魔術実践家のBangi vanz Abdulの、大麻、魔女文化、VR技術を巡る、アメリカ西海岸紀行。2019年、西海岸の「いま」に迫る。
文化人類学者・神本秀爾によるジャマイカ・レゲエの旅。ラスタファーライの歴史と実践を追う。グローバル化はボボと世界を繋ぎ、それはボボ内部に葛藤をもたらした。しかし一方で、ボボの実践は新たしい文脈で機能し始めてもいる。
衣食住にまつわる固定観念をあきらめることこそ、「将来に対する漠然とした不安」に対抗できる唯一の手段なのではないか。ワクサカソウヘイによるおおよそ“真っ当”ではない生活クエストの記録。第三回は磯のベーシックインカム後編。カレーの香りがする自動車を宿とする一週間の磯暮らし、その顛末。
精神科医・遠迫憲英が精神世界の迷宮を綴った虚構手記。音楽とドラッグと精神分析。交錯していく現実と妄想。2011年、東日本大震災と原発のメルトダウンから逃れた人たちは精神の安堵を求めてフローティングタンクへと集まった。
伝説のゲイクラブ「PlasticBoys」の入り口の扉の、三角形の絵の下には、こう書かれていた。“夢には従わなければならない それは正夢だからだ”
沖縄県恩納村に生きるアーティスト・吉山森花のフォト・エッセイ。第五回は《タトゥー》について。琉球弧には琉球王国時代以前から受け継がれてきた「ハジチ」と呼ばれる刺青の文化がある。
1990年代に一つのシーンを作り出した悪趣味・鬼畜系カルチャー。そもそも「悪趣味」をあえて称揚する文化的態度は、そのはるか以前から存在した。SNSとネット炎上が一般化し、気安く「悪趣味」を遊べなくなったかのように見える今、「バッドテイスト」の新地平を3人のクリエイターが探る。