『BURST』の創刊編集長だったピスケンこと曽根賢が、給付金を使って発行した処女詩集『火舌詩集1 Hard Boiled Moon』より。
「私たちには、このどうしようもない土地に、雑多な人々をつなぎとめ、生きさせる場所が必要だ」。2020年、火災事故により存続が困難となった沖縄の旧赤線地帯・真栄原新町のアートギャラリー「PIN- UP」。再建への願いを込めて、その歩みを振り返る。
驚異のカウンターカルチャー=身体改造の最前線を追い続ける男・ケロッピー前田が案内する未来ヴィジョン。現実を凝視し、その向こう側まで覗き込め。未来はあなたの心の中にある。
8月の三越の展示についてだ。それはしょっぱなから大変だった。39度近くある炎天下の中、僕に出された指示は長袖を着用しての搬入だった。残念なことに、その指示を出してきたのは百貨店ではなく本展のキュレーターであったようだった。
我々はなぜ畔の草を刈るように人間を刈ってはいけないのか。里山の悪を綴った『人類堆肥化計画』を巡り行われた東千茅との対話、後編。
黒い陰謀の書である。なんせ表題からして『人類堆肥化計画』である。とてもじゃないが穏やかではない。おそるおそる紐解くと、のっけからこんな言葉が綴られている。「わたしの生きる目的は、ただ悦びを得ることだけにある」。
弱冠23歳という馬嘉豪は、18歳から日本に移り住み、祖国中国への違和感や日本文化への興味から社会的なテーマを扱った作品に挑み続けている。コロナ禍にあって、中国出身の若手アーティストは何を思っているのか? ケロッピー前田が馬嘉豪に話を訊いた。
コミュニケーションのオンライン化と先端の顔認証技術は我々の「顔貌」にいかなる影響を与えるのか。後編では、近代的な理性と前近代的な村人性、バランスを具体化する薬学的視点と、断面のアウラをめぐって。
沖縄県恩納村に生きるアーティスト・吉山森花のフォト・エッセイ。第十八回は《無知》について。