8月の三越の展示についてだ。それはしょっぱなから大変だった。39度近くある炎天下の中、僕に出された指示は長袖を着用しての搬入だった。残念なことに、その指示を出してきたのは百貨店ではなく本展のキュレーターであったようだった。
我々はなぜ畔の草を刈るように人間を刈ってはいけないのか。里山の悪を綴った『人類堆肥化計画』を巡り行われた東千茅との対話、後編。
黒い陰謀の書である。なんせ表題からして『人類堆肥化計画』である。とてもじゃないが穏やかではない。おそるおそる紐解くと、のっけからこんな言葉が綴られている。「わたしの生きる目的は、ただ悦びを得ることだけにある」。